(ライブドアニュースより引用)
【PJ 2007年11月10日】-
 総務省が進めている“地上デジタル放送”への切り替えも次第に認知されつつあるが、いまだになんの手もうっていない世帯が多いと聞く。その原因は何か?それはマスメディアによる普及活動があまり進んでないためと考えられる。

 今年になってテレビ上では「アナログ放送は2011年7月で終了します」としきりに放送されるようになった。それに対し、ではどうしたら“地デジ”が見られるのかはあまり説明されない。一番わかりやすいのは“地デジ対応テレビ”を購入することだ。だがそのほかの方法はあまりメディアに載らなかった。

 ところがここへ来て、ようやく朝日新聞が11月5日より“生活”欄で“地デジ、見られますか”という連載を始めた。5日の一回目は、東京都内の主婦(43)が地デジ対応のテレビを購入した話である。テレビ購入だけでは見られず、「アンテナを交換してください」と電気屋さんに言われたそうだ。結局11万円をかけてアンテナを設置したが、テレビ代の18万5000円とあわせておよそ30万円も出費したとのこと。

 この方のように「地デジ対応のテレビ」を買える人はまだしも、一体国民の何%があの高額なテレビに買い換えることができるのか? 実際はできればお金をできるだけ使わずに移行したいと考えている人が多いと思う。

 このシリーズの三回目に具体的な導入方法が説明されている。まず①、テレビを買い換える。②チューナーを取り付ける。③ケーブルTVなどに加入する。①は13~50型で約4万~60万円かかる。②は地デジチューナー内蔵の録画機器で約5万~30万円する。地デジチューナーだけでも約2万~10万円かかる。③は戸建てテレビ単独新規加入・多チャンネル契約の場合で、新規加入契約料が0~約7万円、初期工事費が約2万~5万円、月額使用料が約3千~4千円である。(11月7日 朝日新聞による)

 これを見ただけでも、経済的に苦しい世帯では、“地デジ移行”がほとんど不可能に思えてくる。もしこのままアナログ放送が停止されると、緊急警報放送を受信できなくなる世帯が出るおそれがある。政府はこの点をどのように考えているのか明らかにしていない。

 SMAPの「草彅 剛(くさなぎ つよし)」君は仕事として“アナログ放送中止のお知らせ”をしているのだろうが、あの広報をテレビで見るたびに「はやく地デジのテレビを買いなさい」と言われているようで、何の罪もない草彅君にまで嫌気がさしてしまい、あれほど好きだったSMAPの番組を見るのもいやになったほどだ。いや、誰があの放送をしても同じかもしれない。総務省は国民の気持ちを理解して、早急に手をうってほしいものだ。【了】