緊急会見が終わって三々五々引き揚げていくリポーターや記者の間で「彼も大変だなあ」という声とともに「病気も売りにしたって感じだな」と皮肉るささやきがあったのも事実だ。 先週、「耳が聞こえない」と告白して記者会見を開いた山本譲二(59)。そこで山本は右耳に良性の腫瘍があり、放射線治療を行うと99%の確率で顔面マヒが起こり放置するしかないといった病状を吐露した。 このところ影の薄かった山本が“病気の告白”で一気にメディアの注目を浴びたこともあって、「病気まで売りにした」という辛辣な声も出たのだろう。 だが、山本をよく知る芸能プロ幹部はこう言う。「病気の告白だろうと何だろうと、テレビや新聞が取り上げてくれるんならドンドンやればいい。いまの演歌の世界で当たり前のことをやってたら埋没してしまうだけ。特に山本譲二にとっては今年はいろんな意味で勝負の年なんです。なぜもっと早く耳のハンディを話さなかったのか。マスコミやファンの注目度が高まって、いまごろ復活の大きなきっかけになっていたのに……」 そういえば、山本は今年歌手デビュー35周年を迎え、もっか全国ツアー中である。 この記念の年の勝負曲として、自ら作詞・作曲した「俺たちの春」を発売した。山本は「夫婦のほのぼのとした愛を歌い上げた曲で、心血を注いで作りました」と、勝負曲への意気込みを語っている。 さらに今年は長女・KOTONOが歌手として本格デビューを果たした。その際、娘とデュエットし、歌い終わると3000人の聴衆を前に土下座し「どうか娘をよろしくお願いします」と涙を浮かべながら懇願した。今年にかけた山本が執念を見せた時だった。「35周年、自作の勝負曲、娘のデビューと山本には燃える材料はあるが、それ以上に彼の根底にあるのは北島音楽事務所に一矢報いたいという強い気持ちだと思う。本人は“オヤジ(北島三郎)には感謝でいっぱい”としか言わないが、3年前の独立という言葉を借りた追い出しには、山本にも思うところがあったはず。追い出しの遠因になった北山たけしへの対抗心もあるでしょう。独立3年目の今年はその節目になっている」(前出・芸能プロ幹部) 遅まきながら病気告白が復活へのきっかけになるかどうか。(日刊ゲンダイ2009年7月28日掲載)
(ライブドアニュースより引用)




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